商品撮影の際に、商品と一緒に物撮り写真に写り込ませて、商品の長さ・サイズの目安になるような定規が欲しかったんですが、なかなかこれといったものが見つからないんです。
そこで、定規のメモリが柄としてはいったマスキングテープを使って、商品撮影に写りこませる専用の目安表示定規を自作することにしました。
もくじ
「長さ表示用の定規」を自作するメリット
1,端っこが0スタートになっていない:商品に乗せたり並べたりするときに、0より前に余裕がある方が使いやすい。
2,軽い:乗せたり立て掛けたり、置き方に融通が利く。
3,反らない:自重で曲がるような強度だと定規として使えない場面が出てくる。
4,同デザインで複数の長さ:長すぎたり短すぎたりすると写真写りのバランスが悪くなるので、測る長さに合わせて調節できるように。(同じ商品のタテヨコ高さなどで何度も写るので、デザインも同じシリーズのようなものが望ましい)
「長さ表示用の定規」自作したときの流れ↓
【1】素材は100均のプラダン
細長い状態に加工しても、できるだけ曲がりにくい反らない素材をということで、薄い金属板や木の板・MDFなど候補になりました。
最終的に、【軽さ】【加工のしやすさ】の2点で優れていた100均のプラダンに決定。
【2】プラダンを繊維に沿って細長くカット
プラダンは、木材や金属と違いハサミでカンタンに加工できるのが便利なところ。
ということで、さっそくハサミでちょきちょき切って、あっという間に素材を切り出し。
目盛り柄マスキングテープの幅が20mmタイプなので、プラダンの筋模様の5列分くらい。
ハサミでちょきちょき。
一番手軽なハサミでのカットは失敗
断面があまりにもギザギザ。
いくら目安用の定規といっても、商品写真に写り込ませる予定なので、ある程度まっすぐに見える状態に加工したいです。
きれいな直線カットはカッターナイフで
カッターナイフと長めのカッティングマットを準備して、プラダンをカット。
(直線カットの補助に、長めの定規も使いました)
上がカッターで切ったプラダンの断面、下がハサミで切ったギザギザのプラダンの断面
素材の下に貫通してくるカッターの刃を受けるためのカッティングマットや、刃をまっすぐ進ませる補助をするための長めの物差し定規などが必要になり、ハサミより少しめんどくさいですが、きれいに直線で切り抜くためにはカッターナイフが良かったです。
金属や木の板だったらカッターナイフじゃ無理ですし、簡単に加工する道具を変更できるのもプラダンのいいところですね。
【4】定規目盛りマスキングテープを貼って完成
プラダンを20mm幅にきれいにカットできたら、あとは定規柄の入ったマスキングテープを貼るだけ。
プラダンが軽すぎて、きれいに貼るのがなかなか難しいのですが、貼りなおしも簡単なマスキングテープだから安心です。
わずかにプラダンの方が幅が大きいですが、あくまでも目安用の定規なので気にしない。
プラダンの幅をフルに使った50cmの目安定規が完成。端を0始点にしてないので、40cm前後の長さに使える予定です。
端で支えて浮かせた状態でも曲がってない。これなら、いろんな商品に乗せたり立て掛けたりした状態でも商品撮影できそうです。
【5】同じデザインで複数の長さタイプを作る
プラダンの長さをフルに活用した50cmが完成したので、同じパターンで50cm以下の長さのバリエーションを増やしておきます。
色々な長さの目安表示に使えるように、10cmの長さの商品に50cmの目安定規を使うといろいろ不都合がありそうなので。
20mmマスキングテープが貼れるように、2cm幅のプラダンを何本か切り出します。
50cm長さのプラダンを適当なところでハサミで切りわけます。
写真は、一番上が50cmそのまま、あとは、10cmと40cm、20cmと30cm、で分けました。
いろいろな大きさの商品撮影にも対応できそうな、同デザインの長さバリエーションがある目安定規ができました。
まとめ
500円以下で10~50cmを3セットは作れそう
材料としては、100均のプラダンと定規目盛りの入ったマスキングテープがあればいいので、家にあるカッターや物差しを使えばかなりコスパ良く作れます。
今回のエーモンのマスキングテープが300円もしないし、プラダンは100均だから、400円もかかってないと思います。
使い勝手を試してみて、いけそうなら、カラーバリエーションも増やしたいかも
手先がそんなに器用ではない自分としては、そこそこ使えそうなものができて安心しました。
この目安定規を使ってしばらく商品撮影をしてみて、これで大丈夫そうなら、他の定規目盛り柄の入ったマスキングテープでも作って、カラーバリエーションも増やしておきたいですね。